ロシアW杯で大活躍したフランス代表FWエムバペが出場給を全額寄付
まだ記憶に新しいロシアワールドカップに出場した選手の中で、エムバペというフランス代表の選手をご存知でしょうか。彼は19歳という若さでワールドカップ出場権を手にし、驚異的なスピードスターとして全世界を圧倒させました。しかし、彼のスター性はスポーツ界だけにとどまらず、自身が協賛している慈善団体にワールドカップの出場給を全額寄付するといった人間的にも超一流を極めた人物でもあります。今回は、そんな彼が慈善団体に寄付するまでの経緯についてご紹介していきましょう。
W杯のピッチ内で大活躍した19歳の若手選手
ロシアで開催されたワールドカップにフランス代表選手として出場したエムバペは、10番のユニホームを着用する19歳のサッカー選手です。今回の2018年に開催されたW杯では、グループステージ第2節のペルー戦で、ワールドカップ初のゴールを決め、決勝トーナメントの初戦で戦ったアルゼンチンを相手に2ゴール1アシストという活躍ぶりを見せました。この爆発的なプレイがフランスのベスト8進出に大きく貢献したとも言われています。
このようにエムバペは、他の選手にも劣らないスピードとテクニックを兼ね備えた若きストライカーとして注目されています。
W杯出場給をチャリティーに全額寄付
エムバペの素晴らしい活躍ぶりに賞讃するファンも多くいますが、彼の凄いところはこれだけではありません。フランス紙「レキップ」によると、エムバペはW杯から出る出場給を彼自身が協賛している慈悲団体に全額寄付しているという内容が報じられています。フランスの代表選手たちは、1試合出場するごとに約260万円(2万ユーロ)支払われることになっているのですが、彼は現時点で獲得している出場給をチャリティーとしてすでに寄付しています。
大会で優勝した場合は、約3,900万円(30万ユーロ)のボーナスがもらえるようですが、もちろんこれも全額寄付するつもりでいると言っているようです。エムバペは以前から入院している子どもたちにスポーツをする機会を与えたり、障害に関する知識を高めたりするための活動団体を支援し続けていました。
「ワールドカップでプレイすることは夢であり、喜びでもある。お金のためにサッカーをしているのではない。」という考え方を彼は述べています。エムバペは有能なサッカー選手として、ピッチ内での活躍ぶりが今後も期待できそうですが、ピッチ以外の場でもますます注目を浴びることになるでしょう。